》》PARTNER−V850−IE《《         株式会社マイダス・ラボ このドキュメントには、PARTNER-V850-IEに関する補足説明が記述されています。 ご使用の前に必ずお読みいただくようお願いいたします。 改訂履歴 -------- Version 3.00 ・Green Hills社製コンパイラで作成したDWARF2形式のデバッグ情報に         対応しました。このための特別な設定はありません。        ・Green Hills用のサンプルプログラムをDWARF2形式に変更しました。        ・RTEのチャンネル番号の指定を追加しました。 Version 1.42        NEC社製コンパイラ(CA8xx)で作成したオブジェクトに対して、static        変数が正しく表示できない場合があった不具合を改修しました。 Version 1.41 以下の機能追加をしました        ・対応CPUにV850/SB2を追加し、V850/SBxとして対応しました。        ・環境ファイル(RPTV850I.CFG)でのPC,SPレジスタへの初期設定機能を         追加しました Version 1.40 以下に示す通り、不具合の改修および機能追加をしました        ・FORコマンド(改修)         FORマクロの入力エラーが発生した際にプログラムが強制終了して         しまう不具合を改修しました        ・Fコマンド(改修)         データタイプに関係なく最大16個のデータエレメントを処理する         ところ、最大16バイトの処理になっていたため、正しく16個の処         理に改修しました        ・Gコマンド(改修)         /Wオプションを設定した際に、SYSCALL中にそのオプション機能が         処理されないため、SYSCALL中でも正しくオプション機能が作用する         ように改修しました        ・インスペクト機能(改修)         NEC社製コンパイラ(CA8xx)で作成したオブジェクトに対して配列型         変数をインスペクトし場合に、定義した配列要素以上の内容を表示         してしまうため、正しく配列要素を表示するように改修しました        ・Load機能(L), WR及びRDコマンド(改修)         読み込みまたは書き込み中にデッドロック状態を引き起こすことが         あったため、デッドロックを回避(処理状況の%表示方法を変更)         するように改修しました        ・TIP機能(改修)         TIP機能に関する実行・停止状態制御で、停止しても実行中を示す         ことがあったため、正しく状態を制御するように改修しました        ・Load機能(L), WR及びRDコマンド(追加)         ファイルの読み込みまたは書き込み中にキャンセルができるように         機能を追加しました         ※読み込み中または書き込み中にESCキーの押下でキャンセルができ         ます。 Version 1.31         RTMコマンドが正しく動作していなかったため修正しました Version 1.30  対応CPUにV850/SB1を追加しました         CodeWarrior Cに対応しました         MAPコマンドを追加しました         I/OファイルをCPU毎に用意しました         V850/SB1のI/Oファイルを添付しました         GHSのサンプルプログラムのフォルダをGreenからGHSに変更しました         GHSのサンプルプログラムをver1.8.9対応にしました         システムコールのインターフェースを変更しました         GHSとGNUのシステムコールのサンプルプログラムを変更しました         NEC-Cのシステムコールのサンプルプログラムを追加しました         HELPファイルを変更しました         アクセストリガ,アクセスブレークのマスクデータ表示を修正しました Version 1.20  ENV,NC,NCDコマンドを追加しました         CPU環境設定メニューを追加しました         プログラムロード時のプログレス機能を追加しました         FDコマンドの不具合を修正         PSWレジスタ表示の不具合を修正 Version 1.10  I/Oウィンドウの機能を追加しました         LPコマンドを削除しました         プログラムロード時に自動的にシステムコールをOFFする         機能を追加しました         ロングファイル名に対応しました。 Version 1.00  初版 使用する「RTE for WIN32」のバージョン -------------------------------------  バージョンVer5.03以上をご使用下さい。  「RTE for WIN32」の最新バージョンは、以下のサイトよりダウンロードできます。  http://www.midas.co.jp/products/download/program/rte4win_32.htm 対応CPUについて ------------------  PARTNER-V850-IEは次のCPUに対応しています。  ・バージョン 1.00〜1.20   V851、V852、V853、V854、V850/SA1  ・バージョン 1.30〜   V851、V852、V853、V854、V850/SA1、V850/SBx アップデート版のインストールについて ------------------------------------  アップデート版のインストールプログラムは、インストールするフォルダのSamples  フォルダ内のすべてのファイルを削除してからインストールをします。  そのため、必要なファイルがある場合は、インストール前に保存をしてください。 WindowsNTでのインストールについて ------------------------------------------  WindowsNTにPARTNER-V850-IEをインストールすると、環境設定プログラムへの  ショートカットは個人用プログラムグループに作成され、共通プログラムグループ  には作成されません。  そのため、他のユーザーがインストールした場合には、RPTSETUP.EXEへのショート  カットがスタートメニューで見ることができません。このような場合は、カレント  ディレクトリをRPTSETUP.EXEがインストールされているディレクトリに移動し、上  記のように起動パラメータ"/V850I"を指定してRPTSETUP.EXEを起動してください。  このように起動した後、プロジェクトの登録を行う時に存在しないプログラムグルー  プを登録先として指定すると、その新しいプログラムグループにRTESETUP.EXE起動  用のショートカットが同時に作成されます。  また、RPTSETUP.EXEで"開く"を行った場合、通常は前回開いていたプロジェクト  のディレクトリがカレントディレクトリとなります。しかし、他のユーザがインス  トールしたRPTSETUP.EXEを使用する場合、カレントディレクトリは必ずRPTSETUP.EXE  を起動したディレクトリになります。 このような場合、プロジェクトを登録して  その登録したショートカットからPARTNERを起動するようにすると便利です。 環境設定プログラム RPTSETUP.EXE の起動について ----------------------------------------------  RPTSETUP.EXE起動時には、必ず "/V850I"の起動パラメータを指定してください。  インストール時に作成されるRPTSETUP.EXEへのショートカットは、この起動パラ  メータを指定しています。  また、あらかじめプロジェクトファイル(*.KPJ)を指定して起動することもできま  す。この時は、プロジェクトファイルはパス名を付けて指定してください。  例: >RPTSETUP /V850I C:\PROJECT\TEST1\PRTV850I.KPJ サンプルプログラムについて -------------------------- 1)付属のサンプルプログラムは、0xffe000〜0xffefffに内蔵RAMが4Kバイト以上ないと   正常に動作しません。この領域に内蔵RAMがないCPUでは、"env ram4"と入力して内蔵   RAMを4Kバイトにしてください。 2)システムコールのサンプルプログラムは、Ver.1.30からのバージョンに対応したもの   です。Ver.1.20以前のPARTNER-V850-IEでは動作しません。 デバッグ情報モードのアセンブラモードについて --------------------------------------------  環境設定で指定するデバッグ情報モードののうち、アセンブラモードは、  "Green Hills"のデバッグファイルでのみ使用できます。  GNU-C、NEC-C、CodeWarrior-Cのデバッグファイルでは使用できません。 関数名のインスペクト機能について(GHS-C Ver.1.8.8) --------------------------------------------------  コード・ウィンドウ上で、関数名に対してダブルクリックを行うと、その関数が  定義されているソースを表示する機能がありますが、Green Hills Software社の  Ver.1.8.8でコンパイルしたオブジェクトでは使用することができません。  ただし、スタックフレームを生成しない簡単な関数においては、この機能を使用  できます。 SYSC(システムコールの制御)コマンドについて ------------------------------------------ 1)この機能は暫定対応の機能です。   システムコール機能がONのときは、プログラムがブレーク(強制ブレーク、   ブレークポイント等)するまでは他のコマンドを実行することはできません。   コマンドウィンドウへの文字列入力、強制ブレーク以外の操作を行った場合の   動作の保証はしていません。 2)システムコール機能がONのとき、ウィンドウのフォーカス(アクティブな   ウィンドウ)を変更した場合は、プログラムを強制ブレークします。   システムコール機能を使用する場合は、あらかじめウィンドウのフォーカスを   コマンドウィンドウに移しておいてください。 3)プログラムをロードした場合は、システムコール機能は自動的にOFFになり   ます。ただし、再ロードの場合は現在の機能状態を保持します。 4)PARTNER-V850-IEのVer.1.20までと、Ver.1.30以降ではインターフェースが異   なります。R10,R11からR1,R2に変更されました。 5)システムコール機能の自動設定がVer.1.30以降で使用できます。   ロードした時のデバッグ情報に"midas_syscall"というラベルがあった場合、その   アドレスをエントリポイントに登録し、システムコール機能を自動的にONする   機能です。 プログラムのロード(Lコマンド)について ----------------------------------------  プログラムをロードした時は、アクセスブレークポイントを含め、すべての  ブレークポイントが解除されます。  ただし、再ロードの場合は現在の設定を保持します。 LPコマンドの削除 ------------------  バージョンが1.10以降ではLP(プログラムのロード)コマンドは使用できなくなりました。  通常のLコマンドを使用してください。 MAPコマンドの追加 --------------------  バージョン1.30から、コンフィギュレーションファイルで設定したメモリ空間を表示する  MAPコマンドが使用できます。 RTEのチャンネル番号の指定 -------------------------  RTEのチャンネル番号は、環境設定プログラム(RTESETUP.EXE)で指定します。  RTEのチャンネル機能を使用しない場合は、0を選択してください。 Microsoft, MS, MS-DOS, Windows, Windows NT は米国マイクロソフト社の商標です。 その他、会社名,製品名は各社の登録商標ならびに商標です。