》》PARTNER−V850E−IE《《 株式会社マイダス・ラボ このドキュメントには、PARTNER-V850E-IEに関する補足説明が記述されています。 ご使用の前に必ずお読みいただくようお願いいたします。 改訂履歴 -------- Version 3.01 ・V850E/MA1用I/O定義ファイルのTMCD0〜3レジスタを修正しました。 Version 3.00 ・Green Hills社製コンパイラで作成したDWARF2形式のデバッグ情報に         対応しました。このための特別な設定はありません。        ・Green Hills用のサンプルプログラムをDWARF2形式に変更しました。        ・RTEのチャンネル番号の指定を追加しました。        ・INITコマンドで、トレースに関するエラー表示がされる不具合を         修正しました。 Version 1.20 Beta1        ・NEC社製コンパイラ(CA8xx)で作成したオブジェクトに対して、static         変数が正しく表示できない場合があった不具合を改修しました。 Version 1.10 以下に示す通り、不具合の改修および機能追加をしました        ・FORコマンド(改修)         FORマクロの入力エラーが発生した際にプログラムが強制終了して         しまう不具合を改修しました        ・Fコマンド(改修)         データタイプに関係なく最大16個のデータエレメントを処理する         ところ、最大16バイトの処理になっていたため、正しく16個の処         理に改修しました        ・Gコマンド(改修)         /Wオプションを設定した際に、SYSCALL中にそのオプション機能が         処理されないため、SYSCALL中でも正しくオプション機能が作用する         ように改修しました        ・インスペクト機能(改修)         NEC社製コンパイラ(CA8xx)で作成したオブジェクトに対して配列型         変数をインスペクトし場合に、定義した配列要素以上の内容を表示         してしまうため、正しく配列要素を表示するように改修しました        ・Load機能(L), WR及びRDコマンド(改修)         読み込みまたは書き込み中にデッドロック状態を引き起こすことが         あったため、デッドロックを回避(処理状況の%表示方法を変更)         するように改修しました        ・TIP機能(改修)         TIP機能に関する実行・停止状態制御で、停止しても実行中を示す         ことがあったため、正しく状態を制御するように改修しました        ・Load機能(L), WR及びRDコマンド(追加)         ファイルの読み込みまたは書き込み中にキャンセルができるように         機能を追加しました         ※読み込み中または書き込み中にESCキーの押下でキャンセルができ         ます。 Version 1.01 ・V850E/IA1用のI/O定義ファイルを追加しました Version 1.00 初版 使用する「RTE for WIN32」のバージョン -------------------------------------  バージョンVer4.38以上をご使用下さい。  「RTE for WIN32」の最新バージョンは、以下のサイトよりダウンロードできます。  ftp://caravan.net/midas/Program/rte4win_32/ 対応CPUについて ------------------  PARTNER-V850-IEは次のCPUに対応しています。  V850E/MA1、V850E/IA1 アップデート版のインストールについて ------------------------------------  アップデート版のインストールプログラムは、インストールするフォルダのSamples  フォルダ内のすべてのファイルを削除してからインストールをします。  そのため、必要なファイルがある場合は、インストール前に保存をしてください。 WindowsNTでのインストールについて ------------------------------------------  WindowsNTにPARTNER-V850E-IEをインストールすると、環境設定プログラムへの  ショートカットは個人用プログラムグループに作成され、共通プログラムグループ  には作成されません。  そのため、他のユーザーがインストールした場合には、RPTSETUP.EXEへのショート  カットがスタートメニューで見ることができません。このような場合は、カレント  ディレクトリをRPTSETUP.EXEがインストールされているディレクトリに移動し、上  記のように起動パラメータ"/V850EI"を指定してRPTSETUP.EXEを起動してください。  このように起動した後、プロジェクトの登録を行う時に存在しないプログラムグルー  プを登録先として指定すると、その新しいプログラムグループにRTESETUP.EXE起動  用のショートカットが同時に作成されます。  また、RPTSETUP.EXEで"開く"を行った場合、通常は前回開いていたプロジェクト  のディレクトリがカレントディレクトリとなります。しかし、他のユーザがインス  トールしたRPTSETUP.EXEを使用する場合、カレントディレクトリは必ずRPTSETUP.EXE  を起動したディレクトリになります。 このような場合、プロジェクトを登録して  その登録したショートカットからPARTNERを起動するようにすると便利です。 環境設定プログラム RPTSETUP.EXE の起動について ----------------------------------------------  RPTSETUP.EXE起動時には、必ず "/V850EI"の起動パラメータを指定してください。  インストール時に作成されるRPTSETUP.EXEへのショートカットは、この起動パラ  メータを指定しています。  また、あらかじめプロジェクトファイル(*.KPJ)を指定して起動することもでき  ます。この時は、プロジェクトファイルはパス名を付けて指定してください。  例: >RPTSETUP /V850EI C:\PROJECT\TEST1\PRTV850EI.KPJ ヒストリ表示(リアルタイムトレース結果表示)について ----------------------------------------------------  リアルタイムトレースは、プログラム実行(Gコマンド)でのみトレースされます。  カム、トレース、ステップ、リターン実行ではトレースされません。 サンプルプログラムについて --------------------------  付属のサンプルプログラムは、内蔵RAMが存在しないと正常に動作しません。  内蔵RAMがないCPUでは、"env ram4"と入力して内蔵RAMを4Kバイトにしてください。 デバッグ情報モードのアセンブラモードについて --------------------------------------------  環境設定で指定するデバッグ情報モードののうち、アセンブラモードは、  "Green Hills"のデバッグファイルでのみ使用できます。  GNU-C、NEC-Cのデバッグファイルでは使用できません。 SYSC(システムコールの制御)コマンドについて ------------------------------------------ 1)この機能は暫定対応の機能です。   システムコール機能がONのときは、プログラムがブレーク(強制ブレーク、   ブレークポイント等)するまでは他のコマンドを実行することはできません。   コマンドウィンドウへの文字列入力、強制ブレーク以外の操作を行った場合の   動作の保証はしていません。 2)システムコール機能がONのとき、ウィンドウのフォーカス(アクティブな   ウィンドウ)を変更した場合は、プログラムを強制ブレークします。   システムコール機能を使用する場合は、あらかじめウィンドウのフォーカスを   コマンドウィンドウに移しておいてください。 3)プログラムをロードした場合は、システムコール機能は自動的にOFFになり   ます。ただし、再ロードの場合は現在の機能状態を保持します。 4)システムコールの自動設定機能があります。   ロードした時のデバッグ情報に"midas_syscall"というラベルがあった場合、その   アドレスをエントリポイントに登録し、システムコール機能を自動的にONする   機能です。 プログラムのロード(Lコマンド)について ----------------------------------------  プログラムをロードした時は、アクセスブレークポイントを含め、すべての  ブレークポイントが解除されます。  ただし、再ロードの場合は現在の設定を保持します。 INITコマンドの初期化について ----------------------------  INITコマンドよって初期化をした場合は、ENVコマンドやROMコマンドなどの初期化  コマンドで設定した内容も失われますので、再度設定を行なってください。 RTEのチャンネル番号の指定 -------------------------  RTEのチャンネル番号は、環境設定プログラム(RTESETUP.EXE)で指定します。  RTEのチャンネル機能を使用しない場合は、0を選択してください。 * Microsoft, MS, MS-DOS, Windows, Windows NT は米国マイクロソフト社の商標です。 その他、会社名,製品名は各社の登録商標ならびに商標です。